2013年 5月「46連敗からの脱出 」

これは東京大学野球部のお話です。

元巨人軍の桑田真澄投手。
彼は投手としては決して体格に恵まれていませんでした。そこで、中学時代から40歳までの選手生活をアウトローのコースだけを心掛けて投げてきたそうです。「試合に勝つ」ことだけを意識して、ひたすらアウトローだけを磨き、投げ続けたのです。

そして、今回東大野球部のコーチとして請われた時、部員に言いました。
「君たち東大野球部が連敗を重ねているのは、投手が投げ方を知らないからです。そもそも、できないのではなく、野球のやり方そのものを知らなかったのです。」ということをはっきり伝えたのです。

月に一回グランドを訪ねて、選手たちに「野球のやり方」を指導した結果、今年のオープン戦では日大相手に1対1の引き分けにまで善戦しました。
今後の東大野球部は汚名返上間違いありません!良くしてあげたいと願うコーチと素直な学生たちとの相性はバッチリ!だったようです。

未来塾では、今日も個性的な生徒を前に教師は悪戦苦闘中ですが、彼らも「できないのではなく、やり方(学び方)を知らない」のです。とは言っても、皆が同じ指導法で伸びるわけではないので、 一人一人に見合った学び方を探していくことの難しさに今更ながら苦戦しています。

「成功体験は人を伸ばす」と桑田コーチは締めくくっています。

「塾」の使命は「成績を上げること」~この成功体験を礎に、生徒たちにはグ~ンと成長してほしいのです。コーチングには日々努力を重ねていきます!
一方で先頃引退した関取「高見盛」 ~ 華々しい成績は残せなかったが、相撲ファンのみならず皆から愛された ~ という記事が私の頭の中をふっと横切ります。

「成功体験」 ~ 未来塾では今後も学習面だけでなく、多方面から子どもたちの「成功体験」の後押しをしていきたいと思っています。

T.Imou