2013年 1月 「6歳であることに困っている」

八王子市の取り組んでいる「家庭支援センター」でのことです。

母子家庭で、母親が心身トラブルで薬を飲んでいるため、起きて子供の世話をすることができない。
その母親に育てられている子供が 「何か困っていることはない?」との市の職員の問いかけに

「6歳でいることに困っている。」 と、答えたそうです。

その子は自分が6歳の子供だから、母親を十分に助けてあげられないと訴えたそうです。
困っている母親を前に自分が十分に助けてあげられないことに悩む6歳。。

不自由な生活の中で、いろいろな母親の言動から子供が感じ取った五感の鋭さに驚きを感じます。

困っている国民を目の前に今回選ばれた政治家の方たちが「政治家であることに困っている」と、国民の困っていることが何であるのか、 そのことが十分に形にならないことに悩んでいただけたら、
1年10ヵ月もの間、仮設住宅での生活を余儀なくされている住民の人の
「政治家は一度この住宅に住んでみればわかる。復興、復興と口で言うならオレでも言える。」
の報道が思い起こされました。

今回の選挙で自民党が圧勝しました。
彼らに八王子の6歳の子供の魂年齢が超えられる人物がいることを祈ります。

T.Imou